- トップ
- 特集
- 山くじら特集
山くじらとはイノシシのこと。豚肉よりも味が濃厚でさっぱりとした味わいで、甘くとろける脂身と赤身の旨味が絶妙にマッチしています。熟練の技術で丁寧に下処理されているので、獣臭さはなく肉はとっても柔らかく絶品です。
イノシシは、田畑を荒らすため、その被害は深刻な問題とされていました。そのため、全国的にみても先進的な取り組みとして「おおち山くじら生産者組合」を設立しました。捕獲から食肉利用、そして鮮度を保つための生態輸送など年月をかけて様々な研究がなされ里山の厄介物は、見事、美味しい地域資源へと生まれ変わったのです。
美郷のイノシシは運動量が豊富で、食べる植物や美しい水のおかげで雑味のない良質な肉質といわれています。都市部のレストランなどではジビエ料理として人気を博しています。すき焼きやハンバーグ・ポトフや煮込み料理などでその柔らかく豊潤な旨みを発揮します。ロースやバラ肉といった人気の部位から、貴重な部位まで店舗やネットショップなどで精肉として販売されています。ベーコン・ハム・ハンバーグそして、山くじら缶など、手軽に山くじらを楽しめる商品も揃っています。
山くじらのここがすごい!
昔、日本では獣肉食が禁忌とされていましたが、山間部ではイノシシを「山鯨(肉の食感が鯨肉と似ているため)」と呼んで細々と、あるいは堂々と食していました。
美郷町では1999年にイノシシ等の獣害対策を地元猟友会に依存した体制から改め、農家・住民を中心とした組織に再編すると共に、駆除するイノシシに価値がないか、資源利活用できるよう分析をした結果、高タンパク・低脂肪でヘルシーな肉であることがわかりました。
それからは先の話の通り、多様な研究を重ね、独自の処理方法で臭みを排除し、美味しく食べられるシステムを構築しており、「おおち山くじら」というジビエブランドを展開しています。
イノシシ肉は豚肉と比べ鉄分が4倍、ビタミンB12が3倍で、高たんぱく低脂質のため美肌にも効果の期待できる食材です。食べ応えのある食感と肉の旨味が特徴です。
山くじら生産者の声
「山くじら」が食べられるお店
-
そら豆
自家栽培の野菜や地元の食材を使用した手作りメニューが人気、山くじらのハンバーグ定食は1日5食限定!
- 住所 / 美郷町久保740-7
- 電話 / 0855-74-6033
- 営業 / 11:30〜14:00
- 休み / 土日祝、年末年始、お盆
-
亀遊亭
江戸時代の庄屋屋敷のたたずまいを残す日本旅館。鮎や山くじらなど地元食材を使った懐石料理も楽しめます。
- 住所 / 美郷町粕渕340
- 電話 / 0855-75-1245
- 休み / 不定休
-
中村旅館
大正5年創業の温泉旅館。日帰入浴と地元食材を使ったランチがおすすめ(要予約)。
- 住所 / 美郷町湯抱315-3
- 電話 / 0855-75-1250
- 休み / 不定休